2010年10月16日土曜日

10/10京都・恐ろし、血天井(Blood Ceiling)

京都の血天井とは、関ヶ原合戦の前に家康が会津討伐に行く間、伏見城を守らせていた徳川方武将の鳥居元忠(約2,000人)が西軍勢9万の総攻撃を受け、会津に行かせまいと奮戦したが多勢に無勢「あいや・・ここまで・・」と力尽き、落城の際に380人以上が自刃。その遺骸は関ヶ原合戦が終わるまで2ヶ月程放置されたので、いくら洗ってもとれなかった血染めの床は、供養のため京都のいくつかのお寺に天井にされ今も残っているそうな・・・と・・
以前、ニール家族と京都に遊びに行った時、夜居酒屋で京都の血天井の話をしたところ、彼の頭の隅には「京都=Blood ceiling」「サムライ・ハラキリ・・」と思っていたらしく、飲むたびに「ソレデ、Blood ceilingハ、イツ イキマスカ?ハラキリ、ブシュ!」とよく言っていたので、
ヤッシー・ヤシエ夫婦、ニール、ボクたち夫婦5人で紅葉前の京都へ行ってきました。
連休で新名神に入るまでが混雑しそうだったので、四日市インター6時半出発!ニールは昨夜2時まで飲んでいたので、「Hangover・・(二日酔い・・)」と疲れ顔の出発。

好天に長袖ヤッシーは汗、汗
ぼくの顔に似ている!頭も似ている!

京都東7時半「早っ!四日市から約1時間かいっ?!」
道中、京都の辻ごとにヤッシーがマニアックな説明を始め出した。彼はひそかに母親の実家が京都で京都通の上、愛読書は司馬遼太郎「街道を行く」など、一度京都や街道を語りだすと、山本リンダである。「もう、どうにも止まらない」
大原に8時前。開門まで30分あるので、人もまばらな閉ざされた門前で記念撮影。朝一の三千院はキンモクセイの匂いの中、人もまだ少なくゆっくり散策しーの、しそ茶を頂きーの・・三千院から


あれは、顔か?
そして、次は本日のメイン「血天井」のある宝泉院へ〜ニールは念願の血天井を前に少し緊張ぎみな様子。宝泉院は¥700の入場料で抹茶、お菓子付、境内の庭園には樹齢700年の老松が庭一杯に枝を広げて、歴史の威圧感が客殿に座る我々にところに「じわ〜」としみてくるのです。そして上を見上げると天井には「うぉっ!」木目の天井に手の跡が・・激痛のうえ指で
こすった様な跡、その近くには足跡も点々と見えるのです。このお寺には20年以上前にかみさんと来たのだが改めて「恐ろし・・」お抹茶を運ばれるお姉さんの「顔の跡は2カ所あります。こちらは顔半分、奥のほうは顔全体が見えます。」
(顔半分の跡はひそかに美男子にみえます。)
顔全体、指の跡・・わかりますか?

枝ぶりもちょっと恐い・・
手、足、顔など恐ろしくも興味深い戦国の跡にただ、ただ合掌・・!
大原を後に銀閣寺「おめん」にて昼食!「おめん」は何食べても美味い!!
ベジタリアンのニールは、しめじご飯、柿の白あえ、揚げ出し豆腐に漬物、そしてビール
ヤッシーも美味そうにビールをぐびっ!ぐびっ!(ヤッシーは痛風だけどおかまいなしなのです。)
ボクたち4人は「名代おめん」の(温)うどん http://www.omen.co.jp/menu.html
ニール、ヤッシーが美味そうにビールを飲む傍ら運転手のボクは「ノンアルコールビール」
を寂しく「チョロぐびっ・・(四日市に帰ったら飲んでやる!)」
昼食後はまず三十三間堂そして本日2件めの血天井「養源院」へ
養源院の入口には大きく「血天井」の看板が・・「お化け屋敷みたいや(恐っ!)」
養源院には切腹して倒れた大将・鳥居元忠の姿そのまま残っていると言う事で興味深々で中に入ると、そっけない案内のおばさんに「奥に進みくださいっ!」と事務的に指示され,
20人程で説明を受ける。説明はカセットレコーダーのスイッチを入れるだけのもので、3カ所ほど院内で移動指示を受け、移動するたびにおばさんのヒステリックなカセットONに意味がわからず、とまどうニール・・「oh~イミガワカリマセン・・ 」おばさんの目を離れ、もう一度血天井をじっくり見直すと、たしかに切腹した人の形がそのまま残っていた。おばさんは竹棒を手に天井を指し、「頭です。」「胴体です。」「伸ばした足です。」(背筋ゾ〜)
(説明はそっけないけど養源院はかなりリアルです。)
リアルな養源院を拝観し、次は紅葉で有名な東山の東福寺へ〜東福寺には血天井はないが東司(坊さんのトイレ)が現存してます。広い境内をみんな疲れ気味な足取り(本日五ケ所目のお寺)で、ぞ〜ろ、ぞ〜ろ
坊さんのトイレ
「もうひと月後なら紅葉がきれいやろなぁ」
「さあ、もうしんどいから早く帰って一杯やろう!」
この日は 三千院ー宝泉院ー三十三間堂ー養源院ー東福寺
四日市に戻り速攻、居酒屋へGo!居酒屋にはコウちゃんも登場し、本日の血天井の話や、戦国時代の話を肴に焼酎を「ぐびっ!」

今宵も酔ってます

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