2011年6月3日金曜日

時間が足らぬのだ・・

朝から電話がなる?
「ウノモリ染工さん○○って出来てますか?明日使用するのですが・・」
「ウノモリさん明日とりに伺います・・」
「本日出荷の??」
「できてますか〜?」
嬉しい悲鳴ではあるが、、
い、忙しい!マジ忙しすぎる!
貧乏暇なしとはボクの事である。。
梅雨に入ってやはり晴天はぐっと少なくなる。
ボクの仕事は天気にかなり左右されるので、雨天などは染物の細かい線などが潰れないようにとても気を使うのです。
なぜか、どの納期もよく似た頃に集中していて、納期が近づくと電話の音に(催促かもと・・)
ノミの心臓があおりまくるのだ。。(ほんとに?)


この時期は真夏も間近なので、Tシャツ、祭りの袢天・衣装・幕、夏用のれんなどが多いのです。


間もなくすると、中学、高校の夏の大会などの
応援幕、応援旗、応援Tシャツの波がやってくるので早く今の注文品を
製作しなければならないのだが、梅雨空に阻まれるのです。

なので、晴れた日は朝からガチンコ勝負です。


時間との戦い?です!
休まず鬼の様に働きます。(ほんまか??)
(うそです。。ほんとは時々休みます。。)
時間の経つのもとても早く感じるのです。





気持ちは「沢山仕事やっちゃうよ〜ん!!」


が、しかし、若い頃の様に身体は動かない!
全然身体がもちましぇ〜ん。。
納期まで休まずやらねば時間がたりましぇ〜ん。。


リポビタンDを飲んで
「ファイト!一発」と気合いを入れても、
「ファイト!一瞬」
 で終わってしまう。。
スタミナをつけようとニンニクの効いた料理を食べても、
身体は疲れたまま、口がニンニク臭くなるだけである・・・


かなしいねぇ・・オヤジの悲哀なのだ〜ブルースなのだ〜




もう少しがんばって♪
仕事の山が過ぎたなーら・・♪〜
鈴鹿の山に行こう・・baby~
いつもの
居酒屋に呑みに行こう・・♫〜
baby,baby~♫




2011年6月2日木曜日

永遠の0は泣けた。。

先日、友人の「ただお」から一冊の文庫本を「読め!」と渡された。同級生の「バルタン」からの又貸しである。本の題名は「永遠の0」


太平洋戦争に特攻隊で散った祖父。そして彼の謎である生き様を戦友の証言などで紐解いていく内容なのだが、
久しぶりにとてつもなく感動、感動、震えるほど超感動したのだ!


「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために。。」
そう言い続けた宮部久蔵はなぜ特攻隊で死んでしまったのか。。。
謎解きが始まってゆく。。


永遠の0の0とは零戦の事である。
主人公の宮部久蔵は凄腕の戦闘機乗りなのだが、この当時、華々しく散る大和魂が美化された中で一人、妻と子の元へ「生きて帰りたい」と言い続け、ある者には臆病者、卑怯者呼ばわりされながらも真珠湾〜ミッドウェー〜ガダルカナル〜ラバウル〜本土決戦と激戦を生き続け、・・・そしていくつもの証言の中でわかってきた真実。
かれは「勇敢ではなくて優秀であった。」といわれるのだが、、
誰よりも正直に愛する妻と生まれたばかりの愛娘の元に帰りたいと願い、
命の重さをいつも考え、
絶体絶命の環境の中で、
本当は誰よりも勇気ある強く優しい日本人であったのだ。


終戦日の数日前に運命の日をむかえてしまうのであるが
これほどまでかっこいい日本人がいたであろうかとおもうほど、
ひたむきで魅力的な主人公である。



異常なほど生にこだわった宮部久蔵は最後の最後で過去に命を救ってくれた
大石賢一郎の代わりに特攻で26歳の若さで散るのであるが
心の中で何度も「宮部さん死なんといて!」とマジで祈りながら読んでしまった。



最終章ではおもわず男泣きしてしまった。。


この本はいままで読んだ中でベスト3に入るのではなかろうか??


絶対に入るであろう!


主人公の宮部久蔵さん、おかしいくらい、かっこよすぎ!!


解説の児玉清さんが


「僕は号泣するのを懸命に歯をくいしばってこらえた。が、ダメだった。
 涙がとめどなく溢れた。」
と書いてあった。




その通りなのです。


おまけ


この存在しない映画の予告編がYou Tubeにあるのだが
なかなかの出来だとおもうのだ。
http://www.youtube.com/watch?v=zi5nO8JuoZQ




         


      永遠の0は泣けた。。